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レトロ喫茶が１０年の時を経て蘇った店内

西区の公園角地にオープンしたyugeさん。約１０年眠っていたレトロ喫茶店を改装し、みごとに蘇りました。入り口のドアは前の喫茶店のまま再利用。右部のハメ殺しのガラス部は取り、残りの壁は美濃焼のタイル古窯変をつかつてクラフト感をプラス。中で使っている食器も多治見産の織部焼きもあったので、タイルもその雰囲気にあわせてセレクトしました。

テイクアウトできる窓と、スイーツのサンプルを飾るガラスのショーケースを取り付けました。スイーツのガラスは中の雑多になりがちなレジまわりが見えないようレトロな石目ガラスを採用。

グルテンフリーのシフォンも格別。アレルギーの方はもちろんですが、罪悪感なく食べれるスイーツは体に嬉しい。この日全種類のシフォンをお皿にワンパク盛りしていただいたのですが、織部のお皿が奥深い色でシフォンをより美味しく際立たせていた気がします。味はもちろんですが、目でみて楽しめる要素がyugeさんにはたくさんあります。
吹き抜けている天井は元のまま再利用、もともとの塗り壁だった壁は上からDIYで塗装しました。

トイレの入り口が丸見えだったので間仕切る壁を増設し、店内のもともとの壁がコテコテの塗り壁だったため、それに馴染むよう職人さんにコテコテにモルタルを塗ってもらいました。

客席と厨房を間仕切るカウンターはもともとあったもので、腰壁を塗装し、天板にタイルを貼ってリメイク。キッチン内もスペースは変更なしで、背面の壁の吊り戸棚や飾り棚は新しく作り直しました。
オーナーの辻さんがあらゆる場所から買い集めたカップやお皿が並び、見るものを楽しくさせます。

愛煙家の方にもそうでない方も。両方にやさしい、現代の喫茶店

禁煙！が台頭して早何年。私も煙草は吸わないのでむかしながらのモクモクの喫茶店はもちろん苦手。分煙していても仕切られてないとちょっと気がひけますよね。しかし愛煙家の方が行きやすいお店がなくなったのも事実。オーナーの辻さんは愛煙家が故、自身のお店は煙草が吸える店に。。。だけど匂いや煙が残らない店内にしたい！と切なる要望があり、換気設備を万全にしたのですが、本当に空気がクリーン。吸う方も吸わない方も快適な店内が実現しました。

そしてなんといっても公園が目の前という抜群のロケーション。窓からは公園の常緑樹がみえ本当にきもちいい。この景色を見ながら飲むコーヒーやドリンクは格別です。

もともとオーナーの辻さんはあらゆる異国を巡り、各国の料理に触れ東京の名だたるお店で経験を積んだ方。そしてなにより頼もしい方。このお店の裏コンセプトは“昼スナック“で、気軽にオーナーの辻さんと話を楽しめるのも嬉しい。窓側の席にセレクトした中古の紫のコーナーソファはまさにスナックアイテムですが、yugeさんのランドマーク的な存在に。

唯一無二の“フルオーダーケータリング”も注文できる

皆で集まるホームパーティ。仕事で集まる展示会やオープニングパーティ。そこに見た目もたのしく美味しい料理があったら最高に幸せですよね。yugeさんではあらゆるテイストジャンルのお料理をケータリング、お弁当などで注文することができます。※事前予約必要
そのためお店の営業日も少ないのですが、ご理解いただけると幸いです。