2024年2月9日

プチリノベーション|空間を間仕切る内窓とキッチン腰壁上の造作間仕切り

空間はつながりつつどう間仕切るか?のプチリノベーション

ご夫婦のこだわりがつまったY邸。最初お家にうかがったとき、どこをリノベーションしたいの?というほど素敵なお家でした。ですが、それは毎日くらしているご本人たちからすると違う見解。
もっとこうしたい、もっとここをこうしたら、という点がたくさんあったのです。

それをひとつひとつヒアリングし、形にしていきました。

まず、リビングの奥の部屋が物置になっているから壁を壊してつなげたい。その奥の部屋の一角にヌックがほしい。

キッチンとリビングに軽い間仕切りがほしい。

キッチンとダイニングの下がり天井部分に板を貼りたい。

ダイニングテーブルの前の壁にタイルを貼りたい。。。。。あれ、結構ありますね?(笑)というのが正直なところでした。

当初、リビングとダイニングを間仕切る壁を全部壊したい、といわれましたが、壁がなくなると何かと家具も置きづらくなるので、見通しや風通しもよくなる内窓をつけては?とご提案、そのときのスケッチアップはこちら。

そして実際はこちら、こうなりました。腰壁を残したことで、このように窓下にソファなど家具を置くことができます。下部分も引き違いの窓になっているので開閉できます。もともと白いクロスの壁でしたが、杉板貼りにして空間に重みをもたせました。

キッチンエリアの天井はご要望通り板張りに。それを機に照明の配置も変更しました。
壁や天井に何か貼るとき、またクロスなど貼り替えるときは照明やコンセントの移動、増設をするチャンス。なぜなら壁や天井に穴をあけて、線の移動ができるからです。天井を張り替える前に電気配線を電気やさんにやってもらったのですがあらかじめこのように線を天井からだしてもらいました。

↑この窓はもともとY邸に設置されていたもので、それに沿ってだしてもらった電気の線を隠す柱型をつくり、腰壁上に配置。ライトが吊るせるようダクトレールを取り付け、モールガラスがレトロなたまごガラスライトを2つ配置しました。

壁で間仕切ったわけではないので、空間がゆるーく仕切られ、照明の光も相まって奥様から「カフェみたい!」と喜んでいただけました、ペンダントライトをつけたことで見た目はもちろんですが光源が近くなるのでキッチンの手元も明るくなり一石二鳥。

NHKのグレーテルのかまどがお好きというYさん。うちのお店で実はもうかれこれ10年以上前からよくでてくるキーワードで、あのブルーと茶色の古めかしいキッチンはレトロ好きな方の心をつかむんでしょう。もちろん私もその一人なのではありますが(笑)というわけでブルーのタイルを採用。しかし事件が。このブルーのタイル、昔から外壁に貼られている小口平というサイズの定番タイル、当店にあった在庫に足りないものを足して注文したら、色がぜんぜん違う!!!タイルは焼き物なのですべて一緒の色になることはなくムラがあるのが味でいいところなんですけど、そもそものブルーの色が違う。タイルの工場にある全在庫を確認してもらったり奔走しましたが、今のロットは全部黒っぽいブルーということが判明。

そこでもう新旧のブルーをミックスするしかない!となり、職人さんと一緒にタイルをランダムにミックスし、Yさんにも確認してもらい、色の並べを決めて、ようやく貼ることができました。

できた壁はこちら。結果いろいろなブルーがミックスしたことで奥行きのある壁になりました。

もともと素敵だったY邸、驚くほどバージョンアップ!ウッディな内装にブルーのタイル、ガラスの照明などが効果的に効いて、さらに落ち着く空間ができあがりました。

そして内窓で仕切った奥の部屋の一角のヌック工事はまた次のブログにて。。。つづく。

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