2024年2月6日

建売住宅プチリノベーション|パントリーを作る

建売住宅プチリノベーション|キッチンの収納の考案から

キッチンの収納を置く場所が限られ、小さい収納しかつくれないと思うがどうしたらいいか?そんなご相談からスタートしました。建売住宅には珍しくL型のキッチン。L型は料理や作業はしやすいけれど、コーナーがデットスペースで意外と収納が少なかったりするもの。図面をみせていただくとL字型のキッチンの奥側に冷蔵庫スペース、その対面の90センチくらいのスペースがいわゆる収納と家電置き場になる、という間取りでした。before写真が行方不明なので写真に書き込みましたが、こんな感じです。冷蔵庫を開けるスペースが必要なため、家具の幅は90センチが限界。

90センチの棚を作っても収納力はアップしないし、収納ができずあふれたものたちがリビングから丸見えになることは想像できてしまうくらいの省スペースなわけです。

家具だけつくるのではなく壁も作ってパントリーに

そこで考えたのは家具を作るんじゃなくて、パントリーにしてしまおう!ということ。
昨今パントリー(食品庫)を住宅の間取りに取り込むことは定番化しつつありますが、建売住宅にはまだまだないツール。壁をたててしまえば、天井までのスペースが収納として使えるし、リビングからそのものたちがみえることはありません。

壁の裏はこんな感じ。家具の上に炊飯器とレンジを置くスペース。壁は稼働の棚に。

下の収納は省スペースなのであえて細かい引き出しをつけデイリーの食器や食品が入るように。
家電使用時に作業台がないので、引き出しの一番上はスライドトレイになっており、そこにおちゃわんやお皿がおけるようにしました。

どうせならそのパントリーをつくるための仕切り壁もただの壁だとつまらないし、リビングから一番みえるところなので、壁の厚みを利用してカップくらい飾れる仕組みに。その背面にタイルを貼り、リビングのアクセントとしました。

壁を立てると冷蔵庫エリアとの空間が間のびしてしまうため格子型の欄間を取り付けました。

ダイニングスペースからみるとこんな感じ。
カフェみたいでとってもいい雰囲気!ダイニングテーブル、照明、カーテン、ソファまでトータルコーディネートさせていただきました。

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