2023年9月11日

京洛焼肉 達磨商会

思い返せば7月円頓寺のお惣菜店那古野商店さんの外観を工事していた際、オーナーの端山氏に工場長の沓名が偶然声をかけられた、いやナンパされた(笑)のがきっかけで始まった今回のお店づくり。お店の場所もお店のイメージも頭の中は決まっているのに、それを具体化して形にしてくれるところがないとのことで、思い悩んでいたタイミングで、私たちは出会ったのでした。
どうしてもいわゆる店舗施工業者といわれるところは早くて綺麗に仕上げる、というのが一般的なセオリーなので、使う素材はクロスや化粧板、既製品の建具などツルツルピカピカしたものがほとんど。トリムソウのお店づくりはその真逆で、木工事は多いし、漆喰やモルタルなどの左官工事も多いしとにかく時間もかかるし、手間もかかる。端山氏はまさにそこを望んでいて、打ち合わせは毎回楽しく、トントン拍子にすすんだのでした。初回イメージでだしたエントランススケッチ↓

物件は店舗の居抜きではなく、マンションの1Fの倉庫だった場所。なので内部は伽藍堂なにもない状態。奇跡的にトイレがあったこと、またコンクリートの躯体剥き出しの壁床天井だったので、そのまま内装として使うことに。

壁床天井コンクリートだとどうしても電気の線やガス管など普段壁や天井の裏に隠れているものがすべて剥き出しになってしまうため、電気の線はパイプの中を通し、ガス管もそのままでこのとおりパイプだらけ(笑)このお店が洋服やさんとかカフェならこのパイプを生かした内装イメージがみなさんもつくと思うのですけど、ここは焼肉店。しかもただの焼肉店ではなく、住所非公開の少しお忍び的なお店。この配管たちとどうやって和テイストを融合していくのか?がお店づくりの肝になりました。

コンクリート剥き出しで日当たりもないため客席部の床あげ下には断熱材を敷き詰めました。壁や床に使ったのは竹を圧縮して作ったバンブーフローリング。竹そのままを使っているのでところどころある節がなんともいえない表情をだしています。夜のみの営業というのもあり、意匠的にじゃまになる窓やサッシは塞いだり、造作したりして雰囲気をプラスしていきました。

エントランスの天井は抜いて躯体表にし、木で格子組みを。配線もみえないように整理しました。エントランスは古材を貼りました。さてさて入り口が2つ?ドアはどっちでしょう?


さてさてここからどうなって完成していったのか完成の姿はこちらをご覧くださいませ。

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