昭和レトロキッチンとトイレが完成しました

昨年末遠方の三重県からわざわざご相談にいらしたIさん。
当初はキッチンカウンターをとの問い合わせが、以前から構想のあったキッチン造作まで行うことに。
水回りをつくるならトイレもということで結果、キッチン&トイレ増設工事となりました。
レトロ好きな奥様のご意向は「まるで昭和のままのようなキッチンとトイレにしたい」とのご要望。
そのためキッチンスペースの床材や壁は現状のまま活用。

昭和レトロがお好きな方から必ずでてくるお好きな色はオレンジ&グリーン。
しかし現在の建材ではいちばん苦手な色といっても過言ではありません。
ご要望にかなう緑がなかなかなく、まずタイルの色を決めるのが長い道のりでした。。。
結果たどりついたのはいまでもプールや銭湯でモザイク壁画を製作しているモザイクタイルたち。そのためカラーが豊富で、ようやくIさんのお眼鏡にかなったのでした。

そのカラーの豊富さを利用して花柄パターンとボーダーパターンを考案。
これもまた色のくみあわせ、間隔など何パターンかシュミレーション。途中経過↓

で、確定したのがこちら↓
花柄はキッチンの幕板部を飾り、ボーダーは壁のシンプルな白いタイルのアクセントの役目に。

この花柄部のタイルはキッチンの寸法上目地幅を少し調節することが必要だったため緻密な作業に。

設置当日壁にタイルを実際にはってみると、壁のストライプとキッチンの花柄の帯のバランスがとてもよく、貼っていく過程はとてもたいへんでしたが楽しい作業となりました。

キッチン設置の場所が2Fだったため、2台にわけて納品し、現地で接続。

そしてあれやこれやで完成したキッチン&トイレがこちら。感無量です。

これからIさんがお手持ちのレトログッズたちで彩られさらにタイムスリップする空間ができると思うとさらに楽しみです。次回訪問時にまたお写真をとらせていただきアップしたいと思いますのでみなさまお楽しみに!

トイレもかなりの昭和感。
床のクッションフロアは昭和のデットストック。引き戸も古ガラスを利用し造作し、表はブラウン、トイレ側はタイルのブルーとあわせてブルーに塗り分けました。オレンジとブルーのコンビネーションがこれまたレトロすぎです。

長らく時間がかかりましたが、Iさん、本当にありがとうございました。
過去にない規模と内容のタイル造作となり、とてもいい経験をさせていただきました。
レトロタイルキッチン納品後の様子は⇦こちらをクリック

このようなオリジナルキッチンまたキッチン収納にご興味のある方、ぜひお問い合わせくださいね。

Top