空き家リユース改造工事 IN高蔵寺の軌跡と全貌-2

先日の高蔵寺空き家リユース改造工事のブログのつづきを。。。

付け加えるの工事の追記です。
お家の顔ともいえる玄関ですが、日本の一般住宅らしく、決して広くなく、収納も少ない。

というわけで最後の最後に玄関の靴箱を作り直しました。
この写真のどこに靴箱があるでしょう。。。

格子状の柵の腰部が靴箱になっています。
ちらっと棚板がみえますね。
このころの家によく見られるのですが、玄関ののぼり框と階段の壁の間は完全にデットスペース。
そこの部分を利用し、奥から引き出せる靴箱を造作。
こんなにスリムなのに1段3足は入るので4段で12足納めることができます。
また框と同じ高さで脇に板面を伸ばし、腰掛けられるようにすることで靴の着脱もとって楽チンになりました。

玄関床や巾木タイルはもちろん既存のまま。
このタイルの柄も現代にはない表情。こういった素材はできるだけ残していきたい部分ですね。

玄関から廊下〜キッチンへの入り口。
ぬり壁の質感も際立っていますね。

こうやって築35年の空き家は無事息を吹き返したわけであります。
皆の手で、コツコツと古きよきを残し、生かして。

古いことは悪いことではありません。
もちろん機能や性能など劣る部分はたくさんあるし、
もし家の心臓部である基礎や骨組みの部分になにかあれば修復は不可欠です。

だけれど往年経過でしか出せない深みや素材の重み、その当時でしか手に入らない建材の表情など、
生かして再生できるということを少しでもお伝えできたら嬉しいです。

空き家をおもちで困っている方、ご自宅を改修したいけどどうしたらよいか悩んでいる方、
ぜひお問い合わせください。
ご自分たちも参加しながらの改修も可能ですし、素材を生かしたアイデアを一緒に考えていけたら幸いです。

高蔵寺エリアの方はまちづくり会社とともにいろいろな方向で考えることができますので、
ぜひこちらもお問合せくださいませ。

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