先日お客様から久しぶりの扉の形状についてのご要望がありました、
そのお客様はお仕事が現場監督さんなのでよくご存知というのがあったかと思うのですが、あまり店頭で聞かれることがないことだったので、あえてお話ししたいなと思いブログにかいております。
家具や建築に関わるお仕事をされている方なら誰でもしっていることではあるんですけれど、現在インセットで扉や引き出しを作っている方はごく少数なのではないでしょうか?
インセットとは扉や引き出しが箱の内側についていることをいいます。
ことばじゃ分かりにくいでしょうから、写真をごらんください。これをみれば一目瞭然かと。
わかりますよね???これがインセット。


じゃあアウトセットってその反対、ともうお分かりかと思うのですけど、家具業界では《かぶせ》ともいいます。つまりベースの箱にかぶせて扉や引き出しがついているわけなんです。
↓この食器棚の扉はアウトセットになっています。アウトセットだと扉を少し伸ばして手掛けをつけたりもできます。

みなさんのお家のキッチンや洗面台の扉、靴箱の扉などなど。。。あえて見てみてください。
きっとほぼアウトセットでできているはずです。
みなさんの中でアンティーク家具や昭和レトロな家具をお持ちの方も多いかと思うのですが、
お手持ちのチェストやリビングボードを見てみてください。
ほぼインセットでできているはずです。


これはなんでなのでしょうか。インセットは箱の内部に扉を入れ込まないといけないので手間がかかります。逆にアウトセットはスライド蝶番というとても便利な蝶番で調整しやすいというメリットと見た目すっきりみえるので、現代のシンプルやモダンな風潮にはピッタリといえるんでしょう。
もちろん一昔前はこの便利なスライド蝶番のような調整できる蝶番がなかった、という物理的な理由もありますが、このインセットのほうがなんとも味や表情が豊かなんですよね。アンティーク家具によくみられますが箱の小口にアールをつけたりしたものもあったりします。

なので古い家具や古いお家に馴染むようにトリムソウの家具やキッチンはご要望や物理的な理由がない限りインセットで製作しているのです。トリムソウの実は小さくとも大きなこだわりです。
みなさんは家具のインセット、アウトセットご存知でしたか???
お家の中やカフェなどご自分の好きな場所に置いてある家具なども視点を変えてみてみると面白いですよ。自分の好みに気づくきっかけになるかもしれません。
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