2017年3月25日

今更聞けない、ヴィンテージとアンティークの違いって?

引っ越しシーズンが到来しました。また昨今では5月、6月の移転も多く、模様替えもしたくなる季節になりました。
このタイミングでちょっと家具の話をしていきたいと思います。
当店ではオーダー家具のほかに、国内外問わず、ヴィンテージ家具を空間のエッセンスとして取り扱っています。
「ヴィンテージ」という言葉は聞いた事はあるけれど、具体的にピンとくる、という方は少ないのでは。
「アンティークとは違うの?」「ヴィンテージジーンズとかは聞いたことあるけど。。。」
というように「似たイメージを持つ言葉」と混同してしまうという方もいらっしゃると思いますので、今回は「ヴィンテージ家具とはどういうものなのか?」についてお話ししたいなあと思います。

・ワインの収穫年から派生した、「どれだけの“深み”が出たか」を図る指標
ヴィンテージは、元々「ワインの収穫年」を表す言葉でした。また、当たり年のワインは「ヴィンテージ・ワイン」と呼ばれていて、高級ワインの代名詞とも言われます。
ヴィンテージ・ワインの反対語となっているのは「若いワイン」です。若いワインは熟成されていないので飲み頃ではない、ということです。
ここからわかるのは「ヴィンテージ」という言葉には「熟成された、深みのある」といったイメージがあるということです。
「年数が経った」と同時に、「深みのある」という意味が込められているということですね。
↓オーダーのダイニングテーブルにヴィンテージのスクールチェアをあわせて

・アンティークは「100年以上」という決まりがある
実はアメリカが1934年に制定した通商関税法の中で、「製造されてから100年以上経過した手工芸品、工芸品、美術品」をアンティークと規定しました。
世界貿易機関(WTO)がこの規定を採用したために、「100年」という時間の線引きができてしまったのです。
そこからいかに深み(味)のあるものであっても、100年をすぎないとアンティークと呼ぶことができなくなってしまいました。
しかし、良いものは年数だけでは測れませんよね。そこで年数にこだわらず、深みのある良さを持ったものを「ヴィンテージ」と呼ぶようになったのです。
ヴィンテージ家具とは、「年代では測れない、みんなが認める価値を持った家具」のことなのです。
・ユーズド家具とは?
ユーズドはいわゆる中古家具にあたるもので、上記ヴィンテージやアンティークより比較的新しい年代のものの総称です。
どちらかというと海外のもの、というよりは日本のアイテムに使われる事が多いですね。
わかりやすいアイテムでいうとカリモクのソファ、天童木工の椅子に代表される有名メーカーもの。また米軍の払い下げの家具たち、
そして60年〜70年代に流行したレトロポップな家具たちもこれらにジャンルわけされます。
↓米軍払い下げのチェストやチェアをミックスしたコーディネート

歴史の年月は違えど、年月を重ねてきた家具たちは、年代だけでは測れない良さを持っています。
年数が経っても使われ続けるヴィンテージ家具は、いつまでも飽きずにさらに熟成し、深みを増していきます。
誰かが大切に使い続け、メンテナンスを繰り返し、現代に受け継がれてきたもの。その背景にはいろんなドラマがあり、想像しただけで奥ゆかしい。
お気に入りのヴィンテージ家具を見つけた時、それは〝出会い‘であることは間違いありません。トリムソウとしては、ヴィンテージをもっと気軽に一つのアイテムとして取り入れ、
ヴィンテージが放つ独特の重みや奥行きで一味ちがった空間づくりを楽しんでほしいなあと思います。
家具が使い捨てになりつつある現代でこそ、改めて「使い続けることの大切さ」にも目を向けるきっかけになったらなおさら嬉しいです。

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