2017年2月3日

飽きのこない愛着の湧くデザイン要素を大切に

どうしてもいろいろ内装に何か装飾をしたくなりますが、いかにもその時代の流行りーーー的なものはさけたいものです。
素材感を大切にし、家具やインテリアで可変していく、というのが理想。
変わっていって当然ですからね。そこで何か普遍的なデザイン要素がないかなあと考えてみました。
◾️部屋の中に内窓をつける
窓というと外壁についているものなので、「家の中に窓??」とどうもピンとこないかもしれません。
では外回りの窓といえば、何を一番に考えますか?まずは明かり。そして風通しのよさ、ではないでしょうか。
これを室内に置き換えても全く同じことがいえます。
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昔の日本住宅でもよくみられた工法ですが、部屋の中に内窓をつけるというデザインの考え方があります。
その昔、まだエアコンがいまのように一般庶民に普及してなかったころの日本の住宅にはたくさんこの内窓がありました。
涼しく快適に過ごすための工夫。
一番身近な例としては欄間(らんま)ではないでしょうか?
そう和室と和室の間の天井近くにある 上の部分です。和室だとどうも梅や松、鷹など縁起のいいものの彫り物のイメージがありますが、
ここをガラスにしたり、一部開閉できるようにすればドアを開けなくても風通しも確保できるわけです。
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現代の家に置き換えて考えてみると、一番活用できるのはマンションなどの集合住宅かもしれません。
↑ちなみにこの施工事例もマンションのリノベーションです。とっても明るく快適になりました。
集合住宅はどうしても北玄関から入り、南リビングにぬけるという奥に深い構造になっています。
ですので玄関まわりやそこに隣接する部屋など、外窓からの光が届かない場所は必ず出てきます。
そこで外窓からの光を遮っている壁に内窓を付ければ、薄暗い場所にも自然な光が通るようになります。
また、外窓を開けて、内窓、ドアと開ければ風も真っ直ぐに抜けていくので爽やかな空気も通すことができます。
リノベーションの予定のある方、ぜひ考えてみてくださいね。
部屋全体に自然な光や風が通ることは節電にもなりますし、何よりも気持ちいいですよね。
自然光は幸せホルモンも促し、心の健康を保たせてくれます。逆に不足するとうつ病などの原因にも!
風通りが悪いと夏は非常に蒸し暑くなりますし、湿気で壁紙やカーテンにカビが生える恐れもあるので、風の通り道を作ることもわすれないでくださいね
デザインは見た目はもちろんですが、暮らしていて快適か否かもとっても重要。見た目が良くても、住みにくいと愛着も湧きませんよね。
長い目で見ていつまでも楽しめる見た目と、いつまでも愛着を持って住みたくなる便利さを兼ね備えたデザインは大切だな、と思います。

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