自然素材で「ずーっと」愛せるお家に。その1

前回自然素材が大量消費、大量生産の時代の背景でどんどん忘れ去られてきた経緯をお伝えしました。
そんな中昨今見直されてきた自然素材の良さを今後お伝えしていきたいと思います。
今回は自然素材の「柔軟にデザインを変化できる楽しさ」についてお話ししますね。

◾️アンティークから学ぶこと
アンティークとは100年以上経過したものをいいますが、いいかえれば自然素材を使っているがゆえ、100年も捨てずに使われているわけです。
傷やがたつきをメンテナンスしたり、色を塗り替えたり、手を加え大切に使われ、現代まで使われ続けているわけです。
日本では少ないですが、祖父母が使っていた家具をいまだに使っているという方に稀にお会いします。
とても素敵なことだなあと思いませんか?
例えば自分が愛用した家具や家を誰かが、引き続き使ってくれる。
天然素材のものにはそんな楽しみもあるのです。時代を超えて引き継がれていく素晴らしさを感じます。
前回触れた清水寺などの寺院などの古来からの日本建築が、現代でも生きながらえていこととと全く同じ意味をもっているわけです。
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◾️自然素材を使ったデザインは「買い替えずに」変えられる
自然素材は基本的に買った後でも調整が効く、というのも嬉しい。
例えば、しばらくして気分を変えたり、飽きてしまった場合でも、自然素材なら塗り直すことで解決できます。
人工の素材は基本的に塗料ができないので塗り直すわけにはいかず、買い替えるしかありません。
また、自然素材は傷が付いてもやすりをかけ、塗りなおせば目立たなくなり、買い換える必要はありません。
人工の素材は表面的には木材に見えても実際は木目調のシートで仕上げているものが多く、傷を直す手段がありません。
人工材は高度経済成長期に爆発的に増えた需要に対応するために、「早く作れること」を重視して生産されたもので、「長く使うこと」は全く考えて作られていないのです。
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話しがなんだか大きくなってきましたが、使いすてではない、変化しながら長く使っていく文化が今後の日本にまた定着していったらいいなあという思いも込めて。
自分がアンティークを作っていく、という気持ちで考えるとなんだかワクワクしますよね。
誰にでも長い目で見れば様々な変化が起きます。家族構成、生活スタイル、自分の年齢とともに使い勝手も変わってきます。
その変化と共に変化していける自然素材のモノや空間は、お家のデザインを作る上でやはり大切だと思います。

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